文具王:高畑正幸氏

おもしろかったことから書く。
昨日書いた通り、今日はキッズデザインの初日だった。
 
印象に残ったのは、
サンスターのデザイナー(プロデューサー?)高畑正幸氏のお話と、
人間工学の専門家、持丸正明氏の子どもの事故予防の話。
 
あんまり現役のデザイナーの話で感動したことは無かったけど、今日は違った。
子ども向けのものを作っているからだろうか、2人ともメッセージ性が強い。
ものすごく熱い男たちだった。
 
特に高畑氏のおはなしからは、
子どもたちをどう育てるか、というメッセージがそこかしこに感じられた。
「ちゃんとしたものを使う感覚」「工作を好きになって欲しい」「観察する楽しみ」。
本学の前のボスは「IDは愛だ」が口癖だったけど、
高畑氏からも、こどもたちに対する愛が感じられた。
後でiPhoneに入れた写真、ー自分で作った紙の細工やおもしろかったものー、を見せてくれた。
作ることの楽しさを知っていて、楽しいと思ったらすぐやる人だ。
多分愛されて育って、良い子ども時代を過ごしたんだと思う。
文具王というか、文具を通じていろんな人のお父さんになっているんじゃないかと思った。
ものづくりをするにはこういうこころがまえでいたい。
 
あと、サンスターの社長も来てお話をしてくれた。
高畑さんに優しい。親子みたい。
ときどき失敗すると予想できるものもあえてやらせて(事実失敗したそうです)、
失敗をとりもどすために成長するのを期待するんだそうだ。
成果だけを見ているんじゃなくて、人間を見ている、すごい社長だ。かっこいい。

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